ミーハー主義。

テレビ業界で働く私が、アイドル・テレビ番組・映画などについて書きます。

吉田豪×南波一海の“このアイドルが見たい”2017長月 ライブレポート

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(出典:吉田豪×南波一海の“このアイドルが見たい”2017長月 – LOFT PROJECT SCHEDULE

吉田豪×南波一海の“このアイドルが見たい”2017長月にいってきましたので、レポを書きます。

イベントの内容は、以下の通りで二人が「今、見たいアイドル」を紹介するという企画。

プロインタビュアー・吉田豪と、〈PENGUIN DISC〉主宰で音楽ライター・南波一海が「今、見たいアイドル」を出来る限りお呼びしてトーク&ライブを繰り広げるスペシャルイベント!
暗いニュースが相次ぐアイドル業界の現状を受けて、1、2、4、6、8月に続いて、10月にも緊急開催決定!

吉田豪さんの怪しい感じが好きなので行ってみると、非常に内容が濃い企画でした。会場はShibuya LOFT 9。構成としてはアイドルグループのライブ+トークが行われる形式です。

ゲストは以下の通り。1組ずつグループの紹介しながら、レポを書きたいと思います。

※スセンジーナは大人の事情のためカット

SOLEIL(ソレイユ)

f:id:shone-3:20171012231417j:plain(出典:SOLEIL(ソレイユ)公式 | Twitter)

SOLEILは、ベースのサリー久保田さん、ギターの中森泰弘さん、そしてボーカルにそれいゆちゃんの3人組グループ。つまりおじさん二人とそれいゆちゃん(14歳)という異色ユニットです。

サリー久保田さんはザ・ファントムギフトやサリー・ソウル・シチューとしてバンド活動を行う傍ら、星野みちるさんなどVIVID SOUNDのVJも行なっている方です。今回のイベントでは残念ながらサリーさんはお休みでした。中森さんはロッテンハッツとしてデビューし、サリー・ソウル・シチューで久保田さんと一緒にバンドをやっています。

そして、それいゆちゃんは「たんきゅんデモクラシー」というグループで2014年から今年三月までアイドルをやっていた中学生。

そんな3人がグループを組むに至ったのは、それいゆちゃんのお母さんが中森さんや久保田さんと友人だったから、とのこと。それいゆちゃん自身もアイドル活動が楽しかったらしく、また歌う気になったようです。

曲はいわゆる60sで、衣装からフリから髪型からこだわっています。持ち曲はまだ少なく、披露したのは『Pinky Fluffiy』『Breakout』。中学生の女の子に全編英語で80年代の歌を歌わせるなんてこれまた渋い。

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中学生だけあって、トーク部分でふわふわして照れ臭そうにしてたり、部活で前回のオファーを断った話が出たりとそれいゆちゃんの魅力がとても伝わるライブでした。このゆるい雰囲気はクセになりそうですね。

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(出典:・・・・・・・・・ | Twitter)

読み方は「ドッツ」。

原宿・表参道・青山を中心に活動する〈”女の子の東京をつくろう!! ”プロジェクト〉でできたグループ。プロジェクトが進むにつれ「東京」にいるすべての人たちが知らぬ間に巻き込まれ、ファンになっていくというコンセプト。

このイベントにいたメンバーは5名。既存のアイドルとは全く違い、名前も顔も出しません。ライブでもツイッターでもサングラスのようなもので目を隠し、名前も全員「・」となっています。今まで推しを選んでいたやり方とは違うやり方を提示したいとのこと。コンセプトはメンバーもきちんと説明できないくらい新しいものなので、このぐらいにしておきます。

楽曲はシューゲイザーを踏襲したサウンド。

シューゲイザーってなに?とおもったら、basement-timesにわかりやすい説明がありました。

ギターがうるさいよ!ザー!ザー!っていう音で弾くよ!
ボーカルは静かだよ!ボソボソ歌うよ!ギターがうるさいから聞こえないよ!
ギターはうるさいけど全体としてはポップだよ!やさしくてフワフワする感じ!

シューゲイザーって何ぞや? - BASEMENT-TIMES

今回のイベントのものではないですが、ライブの動画がありました。

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パフォーマンスも人間性を極力排除したサイボーグみたいな印象。サングラスをかけているため、目も合わないし表情も読めないしレスももらえません。ダンスも、ロボットダンスから始まり、ポッピンの筋肉を弾くフリが入ったり、数分間歌なしで踊り続けたり、既存のアイドルではフリも構成もあり得ないようなものです。

それでもサングラスをかけて前が見えづらい中、激しいダンスかつ動きが多いステージングをして、ファルセットを連発する曲を歌う姿を見て、努力が伝わってきました。サイボーグ感とそれでも滲み出る人間性という、ターミネーターみたいな世界観。

楽曲も含めて世界観が新しくてかっこよく、芸術的でした。

トークをすると普通のおとなしい女の子たちなのも良いです。

 

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nuance -ヌュアンス-

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(出典:nuance_official | Twitter)

横浜の商店街大人気イベント “ガチでうまい横浜の商店街No.1◯◯決定戦”『ガチ!シリーズ』のテーマソングを歌うアイドルユニット。普段は横浜の商店街を回ってライブを行なっているとのこと。大日本プロレスと一緒に商店街を回り、プロレスリングの上でライブすることもあるらしいです。商店街なので、ライブ中ピザを食べても犬を連れていてもOKです。

商店街タイアップのアイドルでも、こんなにカッコ良くて楽曲が素晴らしいのか!と度肝を抜かれたグループでした。それもそのはず、nuanceの1st の『gachi choco !』はCRAZY KEN BAND 小野瀬雅生さんが作曲家として入っています。

『セツナシンドローム』という曲も素晴らしく、曲名だけ聞いたときは「あーはいはい、メンヘラの歌ね」と思いきや、まさかの港の工場地帯の歌。サビは「コンテナを持ち上げてる姿が ブラキオサウルスみたい」というぶっ飛んだ歌詞。わーすた以外で、歌詞に恐竜の名前が出るなんて。しかもラップまであるという。下のMVもサブリミナルを入れていたり、ライゾマ的な加工をしていたり手が込んでいるので見てみてください。

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 『恋のステーション』という、キャッチーで耳に残る曲も披露していました。(youtubeに動画をあげてほしいです!運営さんお願いします。)

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Q-pitch

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(出典:Q-pitch オフィシャルWEBサイト

読み方は「キューピッチ」。”7人のメンバーが8-pitchの皆さんとアイドル街道をQ-pitchに駆け上がります”というコンセプト。

ライブハウスのTSUTAYA O-EASTやO-nest,O-WESTなどを運営している会社が作ったグループです。たむらぱんさんが楽曲制作をしており、キャッチーなメロディーが特徴です。すぐにアニメのタイアップが決まったり、一年目でTIFに出たり、海外でライブをしたりと、メンバー本人たちも言っていましたがかなりお金をかけて運営されているグループ。

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ライブ中のカメラ撮影OKで、カメコさんに挟まれながらのライブ鑑賞となりました。一眼レフを持っている方が多いです。

ボウリングシャツにドクターマーチンの8ホールという衣装が可愛いですね。

パフォーマンスはもちろん、何よりもメンバー本人たちの前に出るスタンスが印象強かったです。舞台袖にいる時からガヤガヤとした話し声が聞こえ、吉田さん・南波さんとのトークが終わる時もキャーキャーしてました。底抜けに明るい子たちの集まり。ツイッターでも今回のイベントの感想を呟いたら、メンバー5人からファボが来ました。ネット上でもグイグイ来ます。

楽曲やパフォーマンス、キャラクター含め、見ている人にパワーを与えるアイドルらしいアイドルグループですね。人間性がダダ漏れな感じ。 

 

総括

There there theresのTシャツを来て、終始笑顔だった吉田さん。アイドルに恐れられていることがわかり、厳しい言葉を避ける南波さん。今回紹介されたグループはどれも粒ぞろいで楽曲が良かったです。

南波さんが「アイドルのどこを見るの?」という質問に対し、「ルックスも歌唱力も楽曲ももちろん見るけど、それ以上に印象に残るかを重視している。完璧ではなくて何か抜け落ちた子に目を惹かれてしまう」と言っていたのが心に残りました。いやあ、楽しかった。

今回出演したアイドルグループたちの今後が楽しみですね!