ミーハー主義

テレビ業界で働く私が、アイドル・テレビ番組・映画などについて書きます。

「陸海空 こんな時間に地球征服するなんて」から目が離せない!【テレビ番組】

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こんばんは。
マスコミに勤めるものとしてよくテレビはみるので、最近気になる番組「陸海空 こんな時間に地球征服するなんて」 について書いてみます。
 
 
 
 
「陸海空 こんな時間に地球征服するなんて」は、テレビ朝日系列で毎週火曜日23:15 - 翌0:15に生放送されているバラエティ番組・紀行番組です。
番組内容としては、
5つの視点「ミステリー」「豪華客船」「釣り」「ドローン」「部族」で地球一周をしようというものです。
 
似ている番組としては
日テレ「世界の果てまでイッテQ!」やTBS「クレイジージャーニー」でしょう。
 
「イッテQ」は、このテレビ離れの時代に毎回20%近くの視聴率をたたき出すお化け番組で、
「クレイジージャーニー」も視聴率はそこそこですがDVDが大ヒットしコアなファンを抱える番組です。
 
一方で
この世界中を旅する番組は「イッテQ」があるため
どうしても既視感がでてしまいやすい分野でもあります。今、日本で一番視聴率が取れる番組ですからね。
 
この番組が先日
7/2(日)に初のゴールデンに進出し、「イッテQ」と真っ向勝負したわけです。
 
結果から言うと
この領域で、大健闘をしました!!!
 
7月3日(日)ゴールデンに初進出した
「陸海空 こんな時間に地球征服するなんて」は平均視聴率9.6%を記録しました。
 
しかも、この日は
イッテQが始まる午後8時から
「東京都議会議員選挙開票速報」があったため、激しい視聴率争いを演じたわけです。
 
 
数字的に9.6%は目立つものではないですが、
初のゴールデン進出で視聴習慣がなく
裏にはお化け番組と特番
という状況で、普段の視聴率より3%近く上げたというのはかなりすごいことです。
 
視聴率以上に、Twitterでの好評が注目っぷりを物語っていました。
 
 
では、この番組のどんなところが視聴者を引き付けたのか、それを分析していきたいと思います。

ディレクターの破天荒っぷり

 
この番組のメインといっても過言ではない、友寄D(通称ナスD)。
この人、テレ朝の社員なのにとにかく破天荒なんです。
 

酒をたらふく飲んだり

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カタツムリをそのまま食べたり
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一番のハプニングは、
ウィトという「美容に良い」と言われる果物の果汁を塗りたくった結果、
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体中が真っ黒になってしまった。だからナスDと呼ばれることになった。
 
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今年のテレビのベストバウトと言われているシーンです。
 
wikipediaによると、もともとこの人は
「いきなり黄金伝説!」を担当されていた方。型破りな感じの、番組のテイストも似ていますね。
 
バカだけど、部族を心から愛し、まっすぐな性格のナスDが
視聴者の心を放しません。
 

攻めた番組構成

部族を徹底的に取材するので、
今のテレビでは見ることが少なくなった映像も数多くあります。
 
例えば、
生きた鳥をそのまま調理するシーンや

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部族の服装では、胸が丸出しです。
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このコンプラ重視の中で
ゴールデンに自主規制をかけないというのは、かなーーり攻めていると思います。
 
「イッテQ」は
そういったクレームが来そうな映像は全てカットし、家族で見られるバラエティ番組を徹底的に追及し高視聴率を獲得していますからね。
 
放送に制限をかけなかった編成もすごいですね。 
 

高いドキュメンタリー性

そのように攻めた番組構成になっている背景として、
ナスDはこのように語っていました。
 
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「観光のようなシーンは撮りたくない。」と。
部族やアマゾンを愛す彼だからこそ、徹底的にリアリティーを追求した番組を作りたいのでしょう。
 
今回の放送でも、
「商業部族」への取材を行う中で、部族の生活感が見えるシーンがありました。
 
民族衣装を来て変なダンスを見せ、お土産を売るなど観光業で稼ぐ彼らが、 
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着替えをするシーンを映したのです。
 
彼らは
村に戻ると狩猟をして細々と暮らします。 
 
そして、ガイドは言います。
「彼らは戦闘に長けている民族ではなかったから、部族通しの縄張り争いに負け
観光業で食いつなぐしか手段がなくなってしまったんだ。」
 
商業部族になった背景が分かり、お土産を自腹でたくさん買うディレクター。
 
ナスDの部族への強い思いと粘り強い取材により、
部族のリアルな生活が見られ、この番組は教育番組でもあったのです!
 

まとめ

以上、3つの観点から
「陸海空 こんな時間に地球征服するなんて」がいかにすごいのかを解説しました。
 
この番組が人気になった大きな理由に
「ナスDが真っ黒になったこと」が挙げられます。 
これは偶然生まれたものであり、仕掛けたものではありません。
 
ドッキリやバラエティ番組などが普通になり、視聴者の目が肥えた今では
仕掛けなど制作側の意図が見えづらい「リアリティー」が求められているのかもしれません。
 
今回は「部族アース」を中心に触れましたが
「釣りまアース」や「豪華客船アース」も魅力的です。
 
単なるバラエティの枠を超えたこの番組にさらなる期待をしましょう。
毎週火曜日が楽しみですね。☺